「キャンプを始めたいけど、結局なにを買えばいいの?」と悩んでいませんか?
キャンプ初心者ほど、道具選びで迷って時間もお金も消耗しがちです。本記事では、最初に揃えるべきキャンプ用品を5つに絞って解説します。この記事を読み終わるころには、「まずこれだけ買って週末にキャンプへ行こう」と具体的に動き出せるはずです。
この記事で解決できること
キャンプ初心者が最初に本当に必要な道具5つがわかる
どの順番で揃えればムダな買い物を減らせるかがわかる
家族キャンプ・ソロキャンプどちらでも使える汎用性の高いアイテムが分かる
ありがちな失敗例(買いすぎ・選び間違い)とその対策が分かる
静岡県御前崎(海沿いキャンプ)での道具選びのポイントが分かる

なぜ「最初に揃えるべき5つ」に絞ることが初心者に重要なのか?
キャンプ初心者の多くがつまずくポイントは、
何が本当に必要か分からず、なんとなく有名ブランドを一式買ってしまう
「いつか使うかも」で道具を買い足し続けて、収納もお財布もパンパンになる
道具は揃ったのに、使い方が分からず当日バタバタして楽しめない
というところです。
私自身、最初のキャンプでは「クーラーボックスは大きければ大きいほどいいでしょ」と思って巨大なものを購入。しかし車のトランクがパンパンになり、テントや椅子を押し込みながら出発…。結果、サイトに着いてからの設営が大変になり、ヘトヘトで夜を迎えた…なんて失敗もありました。
だからこそ初心者のうちは、
「とりあえずこの5つがあれば、1泊キャンプは普通に楽しめる」
という最低限+安心できるラインを知ることが大切です。
この記事では、キャンプ経験ゼロからでも分かりやすいように、「なぜそれが必要なのか」「どんなシーンで役立つのか」もセットで解説していきます。
必要な基礎知識
キャンプ初心者が知るべき基本ルール
キャンプ道具の前に、少しだけ「キャンプの考え方」の話を。
無理をしない:いきなり真冬・標高の高い山に挑戦しない
荷物は絞る:車に積める量・自分が運べる量を超えない
キャンプ場のルールを守る:直火禁止・焚き火台必須など、サイトによって決まりがある
安全第一:火・刃物・子どもから目を離さない、風・雨・気温をチェック
これらを守るだけで、トラブルの8割は避けられます。
そして初心者向けの鉄則は、
「買う前にキャンプ場のルールを必ずチェックする」
こと。特に焚き火・炭火・花火・車の乗り入れは場所によってルールが違うので、「せっかく買ったのに使えなかった…」という悲しい事態を防げます。
最低限揃えるべきアイテム5選
では本題です。キャンプ初心者が最初に揃えるべきもの5選は次の通りです。
テント(ペグ・ロープを含む)
寝袋(シュラフ)+マット
ランタン(できれば2つ以上)
コンロ or 焚き火台(+最低限の調理道具)
テーブル&チェア
一つずつ、初心者目線で説明します。
1. テント(ペグ・ロープを含む)
キャンプの「家」にあたるのがテント。初心者向けにおすすめなのは、
ドーム型テント:設営がシンプルで軽いものが多い
自立式:ペグを打つ前に形が立つタイプは、風があっても設営しやすい
説明書・動画が分かりやすいモデル:メーカーの公式動画があると安心
ポイントは「人数+1人分」のサイズを選ぶこと。
例:大人2人+子ども1人 → 3~4人用テント
寝るだけでなく、荷物もテント内に入れるので、思っているより少し大きめが快適です。

2. 寝袋(シュラフ)+マット
「テントがあれば寝られるでしょ?」と思いがちですが、実はテントだけだと寝心地はかなり悪いです。地面のデコボコ・冷気がダイレクトに体に伝わり、翌朝体がガチガチ…というのは初心者あるある。
そこで必要なのが、
寝袋(シュラフ):季節と気温に合ったものを選ぶ
マット:地面の冷気と固さをカットしてくれる必需品
特に海沿いキャンプ(御前崎など)は、夏でも夜は意外と涼しくなります。
目安として、
春・秋:快適温度5〜10℃くらいの寝袋
夏:薄手+タオルケットでもOK(ただし海風が強い日は冷える)
マットは、
折りたたみ式の銀マット
空気を入れるインフレータブルマット
のどちらかがあればOK。寝袋よりもマットの有無で快適さが大きく変わるので、セットで揃えましょう。
3. ランタン(できれば2つ以上)
初心者が意外と軽視しがちなのが「夜の明かり」。
スマホのライトだけでは心細く、両手もふさがってしまいます。
おすすめは、
LEDランタン 1〜2個
テント内用:柔らかい光のもの
外用:やや明るめで、テーブル全体を照らせるもの
最近はUSB充電式・電池式など、扱いやすいLEDランタンが主流です。
焚き火の明かりは雰囲気抜群ですが、足元やテーブル全体は意外と暗いので、ランタンはケチらず用意しましょう。
4. コンロ or 焚き火台(+最低限の調理道具)
キャンプの楽しみといえば、ごはん。
初心者が最初に揃えるべき火まわりは、
ガスコンロ(シングルバーナー)+小さいクッカー
または 焚き火台+焼き網 or 五徳
のどちらかです。
「海鮮を焼きたい」「焚き火を囲みたい」なら焚き火台があるとワクワクしますが、
風が強い海沿い(御前崎など)ではガスコンロの方が安定して料理しやすいことも多いです。
最低限そろえたい調理セットは、
コンロ or 焚き火台
ライター or 着火剤
小さめの鍋・フライパン
耐熱グローブ

「まずはお湯を沸かして、カップラーメンとコーヒーだけでもOK」くらいに考えると、ハードルがぐっと下がります。
5. テーブル&チェア
意外かもしれませんが、「座る場所」と「物を置く場所」がないと、キャンプは一気にしんどくなります。
地面に直接座る → すぐに腰が痛い・服が汚れる
テーブルがない → 調理道具・飲み物を置く場所がなく、常にしゃがんで作業
これだけで体力を消耗し、「楽しい」より「疲れた」が勝ってしまうことも。
初心者は、
コンパクトにたためるローテーブル(地面近め)
背もたれ付きチェア
を1人1脚用意するのがおすすめです。
家族キャンプなら、子ども用に小さめチェアがあるとさらに快適になります。
失敗談・よくある勘違い
キャンプ初心者がやりがちな「あるある」をいくつか挙げます。
高級ギアを一気に揃えて満足してしまう
→ 実際には年に1回しか行かず、道具が物置きの肥やしに…キッチン用品を家から全部持っていく
→ 包丁・まな板・皿・鍋…を大量に持ち込んで、片付けが大変。
→ 最初は「切るものが少ないメニュー」「紙皿+割り箸」から始めると楽。服装をなめてかかる
→ 昼は半袖で暑いのに、夜は一気に冷え込んで震える。
→ 海沿いは特に「風+湿気+気温低下」で体感温度がぐっと下がります。サイトの広さを意識せず、大型テントやタープを買う
→ 実際に設営してみたら、テントと車でギチギチに…。
→ 初心者ほど「コンパクトで取り回しやすい道具」が安心です。
実践編(具体ステップ)
ここからは、実際にキャンプに行くまでの流れをステップに分けて解説します。
H3:準備編(出発前)
行きたいキャンプ場を決める
なるべく自宅から1〜2時間以内
トイレ・炊事場がきれい
できればオートサイト(車を横付けできるサイト)
キャンプ場のルールを確認する
焚き火台必須か?
直火OKか?
花火や音楽のルールは?
道具リストを作る
最初は紙に書き出すのがおすすめ。テント・ペグ・ロープ・ハンマー
寝袋・マット
ランタン・電池・充電ケーブル
コンロ・燃料・調理道具
テーブル・チェア
防寒着・雨具・タオル・歯ブラシなど
テントとランタンは家で一度試す
テント:家の中や庭で一度立ててみる
ランタン:明るさを確認。充電残量もチェック
ここをサボると、現地で「ポールがどれか分からない」「電池が切れてた」ということになりがちです。
現地での流れ
大まかな流れはこんな感じです。
チェックイン → サイト選び(指定制なら案内された場所へ)
テント設営
テーブル&チェアの設置 → 休憩
コンロや焚き火台の準備 → 夕食づくり
夜はランタン+焚き火でゆっくりタイム

テント設営のコツは、
一番最初にテントの向きを決める(出入り口がどちらを向くか)
強い風が来る方向を背にして建てる
ペグは斜め45°くらいで地面にしっかり打つ
子どもがいる場合は、「ペグを集める係」「ロープを伸ばす係」など、あえて小さな役割をお願いするとキャンプが一気に“家族のイベント”になります。
撤収までの注意点
帰り際は、ついバタバタしがち。
撤収のポイントは、
朝起きたらすぐにテント内の荷物をまとめる
テーブルやチェアなど、外に出ているものから先に片付ける
テントは最後に片付ける(中に入って最終チェックもできる)
ゴミはすべて持ち帰る or 指定のゴミステーションへ
テントやタープが結露で濡れている場合は、
可能ならチェックアウト前に軽く乾かす
難しければ自宅で必ず干す(カビ防止)
初心者のうちは、撤収を急がないスケジュールにするのも大切。
「チェックアウトが11時なら、9時から片付けを始める」くらいで考えておくと、余裕を持って帰路につけます。
御前崎(静岡県)という視点での補足
静岡県御前崎は、太平洋に面した海沿いキャンプが楽しめるエリアです。
とくに御前崎ロングビーチ周辺は、
海を眺めながらテントを張れる
波の音を聞きながら眠れる
近くに飲食店や温泉施設もある
という点で、キャンプ初心者や家族キャンプにも向いている場所です。

海沿いキャンプの特徴
海キャンプには、山キャンプとは違うポイントがあります。
風が強くなりやすい
→ ペグはしっかり打つ、ガイロープ(ロープ)も必ず張る塩分と砂が道具につきやすい
→ 帰宅後はテント・椅子・テーブルを軽く拭くと長持ち夜でも波の音が聞こえる
→ 好きな人には最高のBGM、気になる人は耳栓もアリ
天候・風・湿気・夜間の気温変化
御前崎周辺は、同じ静岡県内でも風が強い地域として知られています。
夏場でも、
日中:半袖で暑い
夕方〜夜:海風+湿気で体感温度がぐっと下がる
といったことがよくあります。
そのため初心者は、
薄めの長袖パーカー
風を防ぐウインドブレーカー
海風でも脱ぎ着しやすい服装
を用意しておくと安心です。
寝袋も「夏用だから大丈夫でしょ」と油断せず、少し余裕のある保温性能のものを選ぶと失敗しにくくなります。
静岡県御前崎の魅力・初心者に向いている理由
御前崎は、
海鮮が美味しい(キャンプ飯との相性◎)
スーパーも車で行ける距離にある
サーフィンや釣りなど、キャンプ+αの遊びが豊富
といった魅力があります。
キャンプ初心者にとっては、
「もし何かあっても、車でちょっと走ればお店や街がある」
という安心感がとても大きいポイントです。
山奥のキャンプ場だと「忘れ物をしたらアウト…」ということもありますが、御前崎エリアならキャンプデビューの練習場所としてちょうどいいバランスと言えるでしょう。
初心者がやりがちなミスと対策
最後に、キャンプ初心者がやりがちなミスと、その対策を一覧でまとめます。
| よくあるミス | 対策 |
|---|---|
| 道具を買いすぎてしまう | まずは「最初に揃えるべき5つ」に絞る |
| 服装が薄すぎて夜に震える | 夏でも長袖・ウインドブレーカーを1枚必ず持っていく |
| 現地でテントの設営に苦戦する | 出発前に一度、家や庭で試し張りする |
| ランタンが1つだけで手元が暗い | テント内用+外用で、最低2つは用意する |
| 焚き火台を買ったのに使えなかった | 予約時・公式サイトで「焚き火のルール」を確認する |
| 撤収がバタバタでヘトヘトになる | チェックアウト2時間前から片付け開始 |
まとめ
今回は、キャンプ初心者が最初に揃えるべきもの5選として、
テント(ペグ・ロープ込み)
寝袋+マット
ランタン
コンロ or 焚き火台(+簡単な調理道具)
テーブル&チェア
を紹介しました。
これだけあれば、御前崎のような海沿いキャンプ場でも、十分に「キャンプって楽しい!」と感じられるはずです。
最初から完璧を目指す必要はありません。むしろ、ちょっとした不便さも含めて楽しめるのがキャンプ。
近場のキャンプ場でデイキャンプ or 1泊から始めてみましょう。
経験を重ねるうちに、「自分たち家族にとって本当に必要な道具」が自然と見えてきます。

