「キャンプを始めたいけど、山キャンプと海キャンプ、どっちがいいの?」
そんな悩みをよく聞きます。実は同じキャンプでも、環境や気温、必要な道具、快適さはまったく別物。この記事では、キャンプ初心者が迷いやすい「山」と「海」の違いをわかりやすく解説し、あなたに合ったスタイルを見つけられるようにまとめました。失敗しない選び方や具体的な準備ステップも紹介するので、この記事を読めば今日から安心してキャンプ計画を立てられます。
この記事で解決できること
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山キャンプ・海キャンプの違いが理解できる
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初心者に適したキャンプスタイルがわかる
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必要な持ち物・注意点が明確になる
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天候・気温・虫対策など実践的な準備ができる
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御前崎(静岡県)で海キャンプをする場合のポイントがわかる
なぜ「山キャンプ」と「海キャンプ」の違いを知ることが初心者に重要なのか?
● 初心者がつまずくポイントは“環境差”
キャンプは自然相手。場所ごとに「快適さ・危険・必要装備」が大きく変わります。
山は涼しい反面、夜は冷え込みやすい。
海は開放的で景色が良い反面、風が強く、日焼けや湿気が厄介。
初心者はここを知らずに装備不足になりがちです。
● 実体験:私の“海キャンプの大失敗”
初めて海キャンプに行ったとき、風の強さを甘く見ていました。
設営中にペグが抜け、タープがバタつき、食器が飛ぶ…。
夜は湿気で寝袋がしっとり。朝起きると体が水滴で冷えて後悔しました。
逆に、山では標高が高く急に10℃以上気温が下がり、寒さ対策不足で眠れず…。
つまり環境を理解して準備するだけで、キャンプの満足度が一気に上がるのです。
必要な基礎知識
初心者が知るべき基本ルール
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山キャンプの基本
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気温は日中と夜で差が大きい(夏でも10℃近く下がる)
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風は木々が防いでくれることが多い
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虫が多い(特に夏)
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動物対策(食べ残し放置NG)
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海キャンプの基本
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風が強い日が多い → 設営は強度重視
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直射日光が遮られない → タープ必須
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塩害でギアが劣化しやすい
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夜の気温差は小さく過ごしやすい
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最低限揃えるべきアイテム(山・海共通+個別)
■ 共通で必要
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テント(自立式が安心)
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タープ
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寝袋(季節に合わせて)
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マット
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ランタン(LED)
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クーラーボックス
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調理セット
■ 山キャンプ向け
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保温性の高い寝袋
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防寒着(夏でもフリース1枚必須)
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虫除け・虫対策グッズ
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熊鈴・食べ残しの管理袋
■ 海キャンプ向け
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砂対策アイテム(ほうき・砂落としマット)
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強風用ペグ(30cmの鍛造推奨)
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サングラス・日焼け止め
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塩を落とすためのウェットティッシュ
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速乾タオル
失敗談・よくある勘違い
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「夏の山は暑いから大丈夫」→ 夜は冷える
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「海は暖かいから薄着でOK」→ 風で体温奪われて寒い
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「普通のペグでいける」→ 海風で飛ぶ
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「虫は海に少ない」→ 実は結構いる
これらは初心者が陥りやすい落とし穴です。
実践編(具体ステップ)
準備編
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山・海どちらかわかる → 持ち物リストを変える
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天気アプリ「Windy」で風速チェック(海は必須)
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気温差を確認
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設営しやすいテントを選ぶ
現地での流れ(山・海の違い)
● 山キャンプの流れ
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木陰の位置をチェック
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地面の傾斜を確認
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虫が寄りにくい場所を選ぶ
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火起こしは風が弱いのでやりやすい
● 海キャンプの流れ
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風向きを確認
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テントの向きは「風に背を向ける」
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まずタープで日陰を作る
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ペグは深く・多めに打つ(重要)
撤収までの注意点
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山は気温が下がる前に撤収開始
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海はギアに付いた砂や塩をきちんと落とす
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乾燥撤収できない場合は帰宅後すぐ干す
御前崎(静岡県)という視点での補足
● 海沿いキャンプの特徴
御前崎は風が強い日が多い地域。
その反面、太平洋を一望できる圧倒的なロケーションが魅力です。
● 天候・風・湿気・気温の注意点
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風が強い日が多いため、鍛造ペグ推奨
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夏は湿気が高い → 結露しやすい
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冬は意外と冷えすぎない
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日中の日差しが強い → タープ必須
● 初心者に向いている理由
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トイレや水場が近いキャンプ場が多い
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迷いにくい地形
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景色に感動しやすい → 初心者の満足度が高い
御前崎の海キャンプは、体験としての「特別感」が強いので初心者にもおすすめです。
初心者がやりがちなミスと対策
● 荷物が多すぎる
→ 山は重さが負担、海は砂で汚れる。必要最低限に。
● 風対策を甘く見る(海)
→ 30cmペグ+ガイロープ多めに。
● 寒さ対策不足(山)
→ 夜の冷え込みは侮れない。
● 直射日光の影響を考えていない(海)
→ タープは絶対持っていく。
● 虫対策が甘い(山)
→ スプレーと蚊取り線香の併用がおすすめ。
まとめ
山キャンプと海キャンプは魅力も注意点もまったく違います。
初心者にとって大切なのは「環境に合わせた準備」。
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山:涼しいが寒暖差・虫・動物対策が必要
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海:開放的だが風・日差し・砂対策が重要
どちらも正しく準備すれば最高の体験になります。
まずは近場で、日帰りデイキャンプから始めてみましょう。
経験を積むことで、あなたに合ったスタイルが自然と見つかります。