冬キャンプに興味はあるけれど、「寒さが不安で一歩踏み出せない…」と感じていませんか?本記事では、キャンプ初心者や家族キャンプでも実践しやすい冬キャンプの寒さ対策を、具体的な道具選びから着こなし、寝るときの工夫まで丁寧に解説します。読み終わるころには、「これなら自分でも冬キャンプに行けそう!」と思えるレベルで、すぐに行動できる実用的な内容をお届けします。
この記事で解決できること(箇条書き)
冬キャンプで「絶対に冷やしてはいけないポイント」が分かる
初心者でも揃えやすい防寒アイテムと、優先順位が分かる
子ども連れ・家族キャンプで気をつけたい寒さ対策のコツが分かる
テント内を安全に暖かく保つための考え方が分かる
静岡県御前崎エリアでの海沿いの冬キャンプならではの注意点が分かる

なぜ冬キャンプの寒さ対策が初心者に重要なのか?
初心者がつまずきやすい理由
冬キャンプの一番の敵は「寒さ」そのものではなく、準備不足とイメージのギャップです。
「家の中と同じ感覚」で服を選んでしまう
シュラフ(寝袋)は1つあればなんとかなると思っている
地面からの冷えを甘く見ている
テントの中は多少あったかいだろう、と思い込んでいる
実際に冬キャンプに行った初心者からよく聞くのが、
「上半身はダウンで大丈夫だったのに、足先が冷たすぎて眠れなかった」
「地面からの冷えがこんなに来るとは思わなかった」
という声です。
特にお子さん連れの場合、寒さ=つらい記憶になってしまうと、「もうキャンプ行きたくない…」と言われてしまうこともあります。
実体験・事例など
たとえば、11月末の海沿いキャンプ。
昼間は日差しがあってポカポカしていても、夜になると一気に冷え込みます。
最低気温が5℃前後になると、秋キャンプの装備ではほぼ確実に寒いです。
服はそこそこ着込んでいた
シュラフも「3シーズン用」と書いてあった
でも、マットが薄くて地面の冷えがダイレクトに伝わり、夜中に目が覚めてしまう
こうした「寒くて眠れない」経験をすると、翌朝の体力はガタ落ち。
片付け・撤収がしんどくなり、「冬キャンプはもういいや…」となってしまいがちです。
だからこそ、冬キャンプの寒さ対策は初心者こそ最優先で考えるべきテーマなのです。
必要な基礎知識
初心者が知るべき基本ルール
冬キャンプの寒さ対策には、大きく分けて以下の3つの視点があります。
「身体」を冷やさない工夫(服装とレイヤリング)
「地面」と「空気」からの冷えを遮断する工夫(マット・テント・風対策)
「寝る前〜寝ている間」の体温維持(寝袋・インナー・湯たんぽなど)
特に覚えておきたい基本ルールは次のとおりです。
「寒さ対策は、足元とお尻、首元から」
重ね着は「薄い服を何枚も」重ねて調整しやすくする
上から暖める前に、下(地面)からの冷えを断つ
ぬれた服・靴下はそのままにしない(冷えの原因)
無理な暖房器具は使わず、「寒くないレベル」を目指す
最低限揃えるべきアイテム
「いきなり全部揃えるのは大変…」という初心者向けに、優先度高めの寒さ対策アイテムを整理してみます。
冬キャンプ寒さ対策|優先度リスト
冬用または限りなく冬に近いシュラフ
マミー型(ミノムシのような形)がより暖かい
メーカー表示の「限界温度」はあくまで目安。余裕をもって選ぶ
分厚いクローズドセルマット or インフレーターマット
「R値」という断熱性能の目安が高いものを選ぶと安心
マットは「寝心地」より「断熱」が最重要
フリース・ダウンなど重ね着用の防寒着
肌着(ヒート系)+長袖Tシャツ+フリース+ダウンのイメージ
風が強い場所では、防風性のあるアウターがあると◎
ニット帽・ネックウォーマー・厚手の靴下
頭・首・足首を温めると体感温度がグッと変わる
靴下は「2枚重ね」よりも、厚手1枚+余裕のある靴が快適
カイロ・湯たんぽ(またはペットボトル湯たんぽ)
寝る30分前くらいにシュラフに入れておくと、入りやすい暖かさに
低温やけどに注意してタオルで巻いて使う
風よけ用のタープ・陣幕(じんまく)
焚き火の周りに風よけがあるだけで、体感温度が大きく変わる

失敗談・よくある勘違い
よくある「冬キャンプの勘違い」をいくつか挙げておきます。
「ダウンを着てるから大丈夫」
→ 立って動いているときは暖かいですが、寝袋に入ってじっとしているときは別物です。「テントの中だから外より暖かいでしょ?」
→ 無風で日中なら多少暖かい場合もありますが、夜はほぼ外気温と同じと考えておきましょう。「寝袋2枚重ねればなんとかなる」
→ 組み合わせ方によっては暖かくなりますが、「マットがペラペラ」だとどんなに重ねても底冷えします。「焚き火があるから大丈夫」
→ 焚き火は**“その場にいる間だけ”の暖かさ**です。
寝る時の寒さ対策が弱いと、結局夜中に困ります。
実践編(具体ステップ)
準備編(出発前にやっておくこと)
冬キャンプの寒さ対策チェックリストを作っておくと安心です。
寒さ対策チェックリスト(例)
冬用シュラフ or 3シーズン+インナーシュラフ
分厚いマット(銀マット+インフレーターマットの二重も◎)
上半身:ヒートインナー・長袖T・フリース・ダウン・防風アウター
下半身:ヒートインナー・厚手パンツ・必要ならレインパンツ
ネックウォーマー・ニット帽・軍手+防寒グローブ
カイロ(貼るタイプ・通常タイプ)
湯たんぽ(または耐熱ペットボトル)と大きめタオル
防風タープ or 陣幕
予備の靴下・インナー(濡れ対策用)

また、天気予報と最低気温のチェックは必須です。
「最低気温が何度くらいになりそうか」を確認し、できれば予想気温よりも5℃低い環境を想定して準備すると失敗が減ります。
現地での流れ(設営〜夜の過ごし方)
1. サイト選び
冬キャンプでは、「どこにテントを張るか」が寒さ対策のスタートです。
風を遮ってくれる木や丘がある場所を選ぶ
海沿いの場合は、風向きをチェック(冬は北西風が強いことが多い)
水たまり跡や地面が湿っている場所は避ける
2. テント設営の工夫
できるだけ地面のデコボコが少ない場所を選ぶ
グランドシート(テントの下に敷くシート)を忘れない
テント内には
銀マット
厚手のマット
の順で敷いて、断熱層をつくる

3. 日中の過ごし方
日中のうちに、子どもと一緒に体を動かして遊ぶ
日が落ちる前に、焚き火の準備・薪の確保をしておく
濡れた服や靴は早めに乾かす(夜の冷え防止)
4. 夜の過ごし方(焚き火と食事)
焚き火の場所はテントから十分離し、安全な距離で
風が強いときは、陣幕で風よけをつくると暖かさアップ
夕飯は、身体が温まる鍋・スープ系の料理がおすすめ
例:おでん、ポトフ、ミルクスープ、鍋焼きうどん
撤収までの注意点
朝の冷えに要注意
一番冷えるのは、夜明け前〜日の出後。
「起きた瞬間が一番寒い」ので、寝る前に朝の服装セットを枕元に置いておくとスムーズです。
起きたらすぐにダウンを着る
手袋・ニット帽もすぐ手に取れる場所に置く
温かい飲み物(インスタント味噌汁・スープ)をすぐ作れるようにしておく
撤収時のポイント
テントやタープが結露で濡れていたら、軽く拭いてからたたむ
凍っている場合は、無理にこすらず、少し日光で緩むのを待つ
帰宅後は必ず完全に乾かしてから収納し、カビや悪臭を防ぐ
御前崎(静岡県)という視点での補足
海沿いキャンプの特徴
御前崎のような海沿いのキャンプ場での冬キャンプは、山とはまた違った寒さの特徴があります。
風が強く、体感温度が実際の気温より低くなる
湿気が多く、服やテントが乾きにくい
塩分を含んだ風で、金属部分がサビやすい
つまり、**「気温以上に寒く感じる」**のが御前崎の冬キャンプです。

天候・風・湿気・夜間の気温変化
御前崎エリアの冬は、
日中:太陽が出ているとポカポカして気持ちいい
夕方以降:海風が強まって一気に冷え込む
深夜〜明け方:風が止むと放射冷却で冷え、テント内がキンと冷たくなる
というパターンが多いです。
対策としては、
防風性の高いアウターを用意する
焚き火サイトに風よけを設置する
テントの向きを、入口を風下に向けるよう意識する
などが効果的です。
静岡県御前崎の魅力・初心者に向いている理由
寒さ対策は必要ですが、御前崎の冬キャンプにはこんな魅力があります。
冬は空気が澄んでいて、星空と夕焼けが驚くほどきれい
観光シーズンより人が少なく、静かなキャンプが楽しめる
海のそばなので、波の音を聞きながら焚き火という贅沢な時間が過ごせる
初心者にとっても、
車でサイトまで入れるオートキャンプ場が多い
冬でも比較的雪は少なく、「雪道運転がこわい」という不安が小さい
といったメリットがあります。
なので、しっかり寒さ対策さえすれば、御前崎の冬キャンプは初心者にもおすすめです。
初心者がやりがちなミスと対策
ミス1:荷物が多すぎる or 少なすぎる
「心配で服を持ちすぎて、車内がパンパン」
「逆にミニマルを意識しすぎて、寒さ対策グッズが足りない」
対策:
「寒さ対策」と「快適グッズ」を分けて考え、まずは寒さ対策を最優先で積む。
クッションや遊び道具は、スペースを見ながら調整しましょう。
ミス2:火起こしに時間がかかりすぎる
冬は木が湿っていたり、風が強かったりして火がつきにくいことも多いです。
対策:
着火剤を多めに持っていく
軍手とは別に、耐熱グローブを用意しておく
最初は太い薪からではなく、細い薪・焚き付け用の枝から

ミス3:寒さ対策が「上半身だけ」
多いのが、「ダウンジャケットはバッチリだけど、足元は薄い靴下+スニーカー」パターンです。
対策:
足首まで覆う防寒ブーツ(もしくは厚手ソックス+余裕のある靴)
お尻と太ももを守るひざ掛け・ダウンパンツがあると、座っている時間がかなり快適
ミス4:子どもの寒さを後回しにする
子どもは大人よりも体が小さく冷えやすいのに、遊びに夢中で「寒い」と言わないこともあります。
対策:
大人より1枚多く着せるイメージ
30分〜1時間おきに「手冷たくない?」「足寒くない?」と声かけ
早めにテント内で休ませる、車の中で暖をとる選択肢も用意しておく
まとめ
冬キャンプの寒さ対策は、「特別な上級テクニック」ではありません。
地面からの冷えを断つマット
体温を守るシュラフと重ね着
風と湿気を意識したサイト選び
カイロ・湯たんぽなど、シンプルだけど効果的なアイテム
このあたりを押さえておくだけで、冬キャンプのつらさはグッと減り、楽しさが一気に増します。
静岡県御前崎のような海沿いキャンプ場は、冬ならではの澄んだ空気やきれいな夕日、波の音を楽しめる最高のロケーションです。
「寒さがこわいから…」とあきらめるのではなく、この記事で紹介した冬キャンプの寒さ対策を試しながら、まずは一泊、もしくは日帰りのデイキャンプから始めてみてください。
まずは、手持ちの装備を見直しつつ、足りない「防寒アイテム」を1つずつ揃えることから始めてみましょう。

